“見えない技術”切断編:旋盤(せんばん)と鋸(のこ)

皆さん、こんにちは!

今回から新たに「見えない技術」シリーズをスタートします。
私たちの日常は、目に見えない様々な技術で支えられています。
特に、製造や加工の現場で使われる技術は一見地味ですが、
私たちの生活に欠かせない重要な役割を果たしています。

このシリーズでは、そんな見えない技術の一端を紹介していきます。
第一弾は「切断編」です。
パイプの切断方法に焦点を当て、旋盤(せんばん)切断鋸(のこ)切断の違いや、
それぞれの使い分けについて深く掘り下げていきます。
パイプを切断するという行為が実はどれほど技術的な深みを持っているのか、
一緒に見ていきましょう。

旋盤切断とは?

旋盤切断とは、パイプを高速で回転させながら
バイトと呼ばれる刃をパイプに押し当てて切断する技術です。
この方法の最大の利点は、切断面が直角に仕上がることです。
そのため、肉厚の“うすい”パイプや切断面の直角度が求められる場合、特に適しています。
旋盤切断は、切断時に生じるスパイラル状の切断くずが特徴です。

鋸切断とは?

一方、鋸切断はその名の通り、円形の鋸刃を使用してパイプを切断する方法です。
この技術の強みは、厚肉素材や丸棒と呼ばれる中身の詰まった材料も切断できる汎用性の高さです。
鋸切断は、粉状の切断くずが特徴です。

旋盤切断と鋸切断はどのように使い分ける

では、実際にどのようにこれらの方法を選ぶべきでしょうか?
その決め手は、パイプの材質や太さ、そして切断後の仕上がりに対する要求です。
例えば、肉厚が“うすい”パイプは旋盤切断が向いています。
一方で、厚いパイプは鋸切断が適しています。

まとめ

パイプ切断方法の選択は、最終製品の品質を大きく左右します。
ムラカミ鋼管では、お客様のニーズに合わせた最適な切断方法を提案し、
高品質な製品作りをサポートしています。

切断方法についてのご相談や、その他のサービスについて知りたい方はぜひお問い合わせください。

私たちの日常に隠れた「見えない技術」の奥深さを感じていただけければ幸いです。
次回の記事もぜひご覧になって、ムラカミ鋼管の提供する技術の精密さをご体験ください。
切断だけでは終わらない、パイプ加工の次のステップにもご期待ください。

特に、パイプの切断後に行う「面取り」作業は、見た目を美しく整えるだけでなく、
安全性を高めるためにも非常に重要です。これらの工程は製品の品質に大きく影響し、
私たちが普段何気なく使っている物の信頼性を支えています。

「見えない技術」シリーズの次回作、「面取り編」では、
この面取りがどのように行われ、なぜ必要なのかをより詳しくご紹介します。

これからも、私たちの周りにある目に見えない技術の重要性を、一緒に学んでいきましょう。
お楽しみに!