ムラカミ鋼管の伝統??目標を紙に、心に。

新年の風物詩として、ムラカミ鋼管ではちょっとした特別なイベントがあります。毎年、年初めに、社員全員で、一筆箋にその年の目標を書くんです。


これらの目標は仕事に限らず、個人的なことでも構いません。
「今年はゆっくり本を読む時間をつくる」「服に体を合わせる」といった約四十人分の個々の目標が、みんなが休憩をとる食堂の壁に掲示され、日々の業務の中で社員たちの目に触れ続けます。

休憩室の壁に貼られた今年の抱負が書かれた一筆箋 | ムラカミ鋼管有限会社
休憩室の壁に貼られた今年の抱負が書かれた一筆箋 | ムラカミ鋼管有限会社

そして社長が去年の目標について「去年はどうだった?今年はどうする?」と社員一人ひとりに尋ね、これを機にお年玉を手渡していくんです。

目標を達成することの重要性を強調しつつ、そのプロセスを楽しんでいるんですよね。

社長は言います。「最初は仕事のことが多かったけど、健康や家族、プライベートなど、何を書いてもいいんです。大切なのは、目標を持つことの価値を感じてもらうこと。そして、みんながハッピーになればいいなと思っています。」

自分の思いや目標を人に言い、紙に書くことでより意識するようになりますよね。普段、ものづくりの現場で自分の考えを紙に書くという機会はあまりないと思いますが、ムラカミ鋼管ではそれが毎年の恒例行事になっているんです。

一年が経つと、目標を忘れがちになるものですが、それが常に目に入る環境にあることは大きな意味を持ちます。社長自身も今年は「断捨離」という目標を掲げ、物事をシンプルに進めることの重要性を示しています。

ムラカミ鋼管におけるこの習慣は、単なる年始のイベントというだけでなく、一人ひとりの成長とチーム全体の結束を促すひとつのきっかけとなっています。

みなさんにとっての今年の目標はなんですか?